谷垣法相の積極的な死刑執行を評価する
日本弁護士会は、死刑制度の廃止を求める「死刑廃止検討委員会」を設置することを決めている。これは、どんなに凶悪な犯罪者であっても死刑にはならないということを目指している。果たしてそれでいいのか。
理不尽な犯行によってその人生を閉じることになった被害者やその遺族にとってその犯人が、例え刑務所という閉じられた空間であったとしても生きながらえているということはどんなに無念なことかということは、想像するに難しくない。犯人にとっては自由は拘束されていても、生命の保証は万全だ。病気になっても国が面倒を見てくれる。娯楽も提供される。
殺人を犯した被告の弁護をする立場にあった岡村勲弁護士は、自分が殺人事件の遺族になったことで犯罪被害者の権利向上活動に携わるようになり、その後、光市母子殺害事件の被害者遺族である本村 洋氏と共に全国犯罪被害者の会を設立し、その代表幹事となった。
岡村氏は、「死刑制度は絶対に必要」だと言う。しかし、正当な裁判という手続きを経て死刑が確定してもそれがなかなか執行されないことからその権限を法務大臣から検事総長に委譲することを提案している。刑事訴訟法では死刑の執行命令は判決確定から6ヶ月以内と定められている。しかし、現在、6ヶ月以内に執行されることはほとんどない。様々な理由で延期されている訳だが、その中には40年も執行待ちという者もいる。
日本文学館から刊行された「真夜中の看守長~ルナーミッション」(河村龍一・著)はその岡村氏の提案をストーリーに盛り込んでいる。現実離れしたストーリーではあるが、悪を憎む著者の思いがそこに込められている。
日本文学館 → http://www.nihonbungakukan.co.jp/
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死刑の必然性
なぜ、コイツらは【死刑】にならなかったの?
http://nippon-end.jugem.jp/?mode=comment&act=captcha
遺族が加害者の死刑を求めるのは当然だ。そういう状況になってみなければわからないというのは想像力に欠けていることを公言しているのと変わらない。かけがえのない他人の命を無残に奪った者は、その命でもって罪を償うべきだ。死刑は当然だ。
死刑廃止論者のkeyさんは、被害者感情を理由として死刑に賛成することを強く批判している。
死刑賛成と、「被害者遺族感情」を利用して叫ぶ人を、私は決して信用しない
http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshikey66/62653703.html
事件から8年半、犯行当時23歳
「今市の女児殺害、32歳男逮捕」~犯罪被害者と遺族
警察の執念の捜査により、犯人がようやく逮捕されましたね。この事件については、今でもよく覚えていました。
犯人は逮捕されたのですが、コメントのしようがないほど許せない、という強い怒りが次第に私の頭の中に充満してきました。
ご遺族の心情を察すると、もはや「犯人の反省・更生」なんてどうでもいいから、裁判などで無駄な時間と税金を費やすことなく、こいつを即刻処刑すべきだと思いますよ……。
【事件の概要】 (省略)
以上ですが、国は血税まで費やしてまでも、こんな「鬼畜」の人権を保障し、いったい何のどこを弁護する必要があるのでしょうか。
私は本の刊行に先立ちまして、過去にこういった残虐な事件の犯罪被害者遺族の人々にコンタクトしてきました。
ご遺族の方々の怒り、無念、悲しみは私の想像を絶するほど深く、筆舌しがたいほどの心情でした。
私が刑務官として一番辛かったこと、それはこいつのような凶悪犯罪者たちでも、塀の中では人権と安全を保障し「大切に」おもてなしをしてやることでした。
私は拙著刊行に際し犯罪被害者の視点に立ちながら、改めて刑務官として勤務する中で凶悪犯罪者たちと接した時、この国の法の不備・不条理に強い憤りを覚えました。
およそ「矯正」「更生」など無縁な犯罪者たちに、刑務所を管理・運営する法律とはいえ、そこまで刑務所が「サービス」してやる必要があるのか、そんな刑務所だったら彼らは必ず再犯で舞い戻ってくるのは明白だと、日々苦々しく感じていたのです。
現場の刑務官や警察官たちの中には、正義感だけで過酷な日々の勤務をのりきっている人たちもいます。
今回、「今市の女児殺害、32歳男逮捕」の報道で、およそ9年間の執念の捜査により犯人逮捕に至った警察官に敬意を表します。
2014-06-03 23:07:00 | 日記
より
河村龍一の「月の癒し」~銀河鉄道の夜
http://blog.goo.ne.jp/tennen-okita-ret-1
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奥さんを事件の関係者に殺害された弁護士の岡村勲氏は、「現行の法制度に馴れてしまい、被害者の苦しみ、権利に思いを致すことがなかった。妻を亡くして、初めて常識に立ち戻れた」と言っている。
http://shuchi.php.co.jp/article/555死刑制度は絶対に必要 奪った生命を何で償うのか
闇サイト殺人事件の遺族の磯谷富美子さんは、「同じ恐怖と苦しみを味合わせながら、この手で同じように抹殺してやりたい!これが偽らざる気持ちです。尊い命の代償は、同じく命で払ってください」と訴えている。
報道に宛てた手記(抜粋)
http://www2.odn.ne.jp/rie_isogai/page007.html
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